
大阪屈指の人気を誇る「住吉大社」は、全国2300社の住吉神社総本山です。
「住の江の岸による波よるさへや 夢の通ひ路 ひと目よくらむ」
と、百人一首にも詠まれているように、この住吉という地域は大阪湾に近くて、昔から航海の安全祈願が行われてきました。
(ほかの地域の住吉神社も有名なところは大体海の近くに建っています)
また、御本殿の第一宮から第四宮までは、「住吉造り」と呼ばれる国宝指定の貴重な建築様式が見られます。異次元の風格が漂い、一見の価値があります。
そして、この住吉大社、
航海安全以外にもいろんなご利益があります。
そこは、さすが大阪!
あれもこれも「何でもあり」が大好きな大阪人に長く深く愛される理由でもあります。
今回は『住吉大社初詣2022』のご利益や混雑状況について紹介していきます!
目次
住吉大社初詣2022の基本情報
◆参拝時間:12月31日22時~1月1日22時
1月2日、3日6時~21時
◆住所:大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89
◆アクセス:
<電車>
・南海本線「住吉大社」駅から徒歩3分
・南海高野線「住吉東」駅から徒歩5分
<車>
・北から阪神高速15号堺線「玉出」出口下車
・南から阪神高速4号湾岸線「大浜」出口下車
◆ご利益:航海、航空安全、歌道上達、禊祓い、商売繁盛、子宝祈願など
◆ご祭神:底筒男命、中筒男命、表筒男命、神功皇后
◆人出数:約250万人
住吉大社のご利益・パワースポットの情報、由来など
参拝に当たっては、「反り橋」、別名「太鼓橋」があり、地上の人の国と、天井の神の国の架け橋として虹の形が模されており、まず、ここを渡ることで罪や穢れが祓われると言われています。
ライトアップもされてその風景はとても美しく、関西夜景100選にも選ばれています。
「太歳社」では、「おもかる石」という不思議な名前の石が3つあり、その1つを持ちあげて持ち上れば願いが叶うそうです。
その願い事は、もちろん「何でもあり!」です。
また、第一本宮から若宮八幡宮までの「五所御前」の玉垣内の玉石な中から「五・大・力」と書かれた石を見つけて御守にすると願いが叶うそうです。
「五大力」とは「体力、智力、財力、福力、寿(命)力」を表します。
やっぱり、「何でもあり」ですね(笑)
そして、もうひとつ。
樹齢1000年を越すと言われる夫婦楠があります。
夫婦円満、縁結びのご利益がありますよ!
住吉大社初詣の混雑情報
元旦の0時から3時は大混雑します。
さらに、午前8時くらいから15時位もかなり混みます。
4時から7時と16時以降が比較的空いていて1時間くらいで参拝できます。
1月2,3日も早朝6時から11時位と16時以降が比較的空いていて狙い目ですよ。
なお、住吉大社の駐車場は12月31日の23時から1月1日の19時までと、1月2日・3日の10時から19時は閉鎖されますので気を付けて下さい。
住吉大社のお礼参り情報
先ほど「五・大・力」の石の話を書きましたが、これには続きがあります。
願い事が叶ったあかつきには、ちゃんとお礼参りをしましょう。
そして、そのやり方は、
もらってきた3つの石を持って行き、奉納し直します。
さらに何も書かれていない3つの石を自分で見つけて、そこに「五・大・力」と書きこんでこれも納めるのです。
こうして、有り難いことが循環して行くのですね。
イイとこ取りだけでなく、ちゃんとお返しする。
これも律儀な大阪人の特徴が出ていてとても温かいですよね。
住吉大社周辺のおすすめスポット2選
①阪堺電車
大阪唯一の路面電車。昔ながらの風情を残し、ゆっくりと南へ北へと走ります。
住吉大社から阪堺電車・上町線で終点の天王寺まで行き、国内最高の高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区阿倍野1-1-43)で大阪市内を一望するのも良いですし、家族で食事やスイーツ、カフェを楽しむのもおススメです。
②天王寺動物園
住所:大阪市天王寺区茶臼山1-108
おすすめポイント:
国内で3番目に古い歴史のある動物園です。
開かれた街の真ん中、駅の目の前にあるので便利ですよ!
比較的コンパクトなスペースに約200種類の動物が生息している本格的な動物園は、小さなお子さんが喜ぶこと間違いなしです。
大人500円、小中学生200円というお財布に優しい入場料も魅力的です!
さいごに
国宝指定の『住吉造り』の本殿に心を浄められ、
「おもかる石」や「五・大・力」で少し遊び気分も味わって、
あらゆる『穢れ』を祓ってくれる大阪屈指のパワースポット。
激動の世の中、先の見えない世の中で大切なご家族と幸せに過ごせるためにも、新年はこの「住吉大社」から好スタートを切ってみては如何でしょうか?