毎年5月になると、約5万本ものチューリップに彩られる木古内町のサラキ岬チューリップフェア。
勝海舟や福沢諭吉が乗り幕末の海を渡った咸臨丸(かんりんまる)をご存じですか?
木古内町の南東部に位置するサラキ岬には咸臨丸が眠るといわれており、「咸臨丸とサラキ岬に夢みる会」によりモニュメントが制作されています。この咸臨丸がオランダで造船されたという縁があり、サラキ岬は本場オランダから贈られた品種を中心に約60種5万球ものチューリップの群生地となっています。
また、こどもの日に合わせて大漁の鯉のぼりが大空を泳ぐことでも有名です。道南いさりび鉄道がすぐそばを通るため、車窓から景色を楽しめるのも醍醐味です。
岬の眼下に広がる津軽海峡、抜けるような青い空を悠々と泳ぐ鯉のぼり、ふと視線を戻すと色とりどりに咲き乱れるチューリップと心地よい音とともに走り抜ける道南いさりび鉄道、贅沢に景観を楽しめる「サラキ岬チューリップフェア2020」を紹介していきます。
目次
サラキ岬チューリップフェア2020基本情報
開催時期
2020年5月1日~2020年5月6日 ※予定
場所
サラキ岬 住所 〒049-0404 北海道上磯郡木古内町字亀川
料金
無料
問い合わせ先
サラキ岬チューリップフェア実行委員会(木古内町観光協会)
住所 〒049-0422 北海道上磯郡木古内町本町531
TEL 01392-6-7357
公式サイト
アクセス
<電車>
JR木古内駅から道南いさりび鉄道「木古内駅」~「泉沢駅」下車 (約10分・料金300円) 泉沢駅 徒歩 約30分
<車>
道央自動車道大沼公園ICから約50分
駐車場
無料駐車場有り(約100台収容)
サラキ岬チューリップフェアの見頃時期、開花状況
例年、5月初旬が見ごろ時期となっています。
品種により開花・満開に差があるので、5月中旬頃まではカラフルな景色を楽しむことができます。
サラキ岬チューリップフェアの見どころ
民間有志の協力により造り上げられたチューリップ園ということもあり、長年近郊の方を中心に愛されているサラキ岬チューリップフェア。
規模こそ大きくはありませんが、しっかりと管理の行き届いた約5万本ものチューリップ園と子供たちを喜ばせようと大空に架けた鯉のぼり、幕末の歴史感じる咸臨丸と風景に溶け込む道南いさりび鉄道、どれをとっても人の温かみを感じる景色がそこにはあります。
またイベント期間中は、ホタテの浜焼き・イカめし・塩辛じゃがバターなどなど絶品地元グルメを楽しめ、地場産品や珍しい品種のチューリップ球根を購入できる「ふるさと物産フェア」も開設されるので、お腹を空かしての来場をオススメします!
サラキ岬チューリップフェアの混雑状況
お昼時は地元グルメを求める来場者が多く訪れるので少々混み合いますが、その時間さえ避ければほぼ混雑なく駐車場にも入ることができます。
木古内町サラキ岬周辺のオススメスポット3選
1.薬師山の芝桜(ふるさとの森公園)
住所:〒049-0431 北海道上磯郡木古内町字木古内
オススメポイント:
辺り一面に咲き誇る桜色の絨毯が絶景です。展望台からは津軽海峡が一望でき、空と海の青色と芝桜の濃い桜色のコントラストが美しさに拍車をかけます。
また、広場には遊具もあり小さなお子様と一緒でも楽しめますよ!
2.道の駅 みそぎの郷きこない
住所:〒049-0422 北海道上磯郡木古内町字本町338-14
オススメポイント:
北海道じゃらん道の駅ランキング1位2連覇は伊達じゃありません!
地場特産品や獲れたて野菜販売、地産食材を使ったグルメなどの他にも、小さなお子様連れや車いすなどでも安心の設備が完備されており、どなたにも優しい道の駅です。
お車移動の際には欠かせないスポットではないでしょうか。
3.ラッキーピエロ
住所:峠下総本店 〒041-1102 北海道亀田郡七飯町字峠下337-11
北斗飯生店 〒049-0161 北海道北斗市飯生1丁目6-1
オススメポイント:
函館市のソウルフード、ラッキーピエロの“チャイニーズチキンバーガー”は食べなきゃ損です!お昼時は行列必須ですが、電話で受取予約しておくと並ばず貰えます。
シーニックdeナイトinサラキ
咸臨丸を囲うようにキャンドルがほのかに灯ります。
シーニックdeライトとは、函館市内や近郊の合計13カ所の観光施設や公園、幹線道路の沿道に手作りワックスキャンドルを灯すイベントです。
主にクリスマスシーズンの冬のイベントですが、サラキ岬ではチューリップフェアに合わせて実施され、淡くゆらめくキャンドルの灯りと優しく照らし出される咸臨丸には魅入ってしまいます。
※昨年は5月4日18時からキャンドル点灯されました。
さいごに
色とりどりのチューリップが春風に踊り咲き誇る姿ももちろん美しいです。何よりもお伝えしたいのが「ひとの温くもりを感じられる」場所であり、景色であるということです。
道南の景観と食を温もりとともに楽しむことができる春の催し物、サラキ岬チューリップフェア。足を運ぶ価値はきっとあります。