毎年1月10日になると、
大きな赤門が開いて走りだす『福男選び』の映像がニュースに流れる西宮神社の『十日戎』。
いわゆる「えべっさん」には、3日間でなんと「100万人以上」が参拝に訪れるという大人気スポットです。
そもそも「えべっさん」って?
どんなご利益があるの?
どうして「笹持ってこい!」と言うの?
などなど・・・
十日戎の疑問とともに、
混雑状況や駐車場、また周辺の人気スポットについても、詳しくお伝したいと思います。
西宮神社十日戎2020の基本情報
◆参拝時間:1月9日 「宵戎」8~24時
1月10日 「本えびす」6~24時
1月11日 「残り福」8~24時
◆住所:西宮市社家町1-17
◆アクセス:
・阪神電車「西宮駅」から徒歩5分
・JR神戸線「さくら夙川駅」から徒歩8分
・阪急神戸線「夙川駅」から徒歩15分
・阪神、阪急バス「阪神西宮」下車
◆ご利益:商売繁盛、家内安全、開運招福
◆ご祭神:西宮大神(蛭子命)
◆人出数:100万人
西宮神社のご利益・パワースポットの情報、由来など
「商売繁盛で笹もってこい!」の掛け声で有名な「えべっさん」。
「えべっさん」と言えば、大阪今宮の『十日戎』が全国的に名が通っている感がありますが、実は、この西宮神社が「えびす宮総本社」と言われて全国3500のえびす神社の本家本元になります。
(今宮戎も実は「今西宮戎」が元の名で「西」がとれて「今宮」になりました!!)
青々として冬も枯れずにいる笹は、まっすぐと伸びながらも強くしなり、
強い繁殖力のある『縁起物』とされてきました。
この貴重な笹を(樹脂で作られたものですが・・・)巫女さんから授かり、
持ち帰って大事に飾っておくと、『商売繁盛、家内安全」というわけです。
そして、この『えべっさん』を語るうえで、忘れてはならないのが「福男」。
10日の朝、6時の開門と同時に毎年約5,000人超の参拝者が230m離れた本殿まで走ります。
そして見事3位までに入った人に、その年の『福男』の称号を授与。
その後、鏡開きが行われると、この福男らによって「お神酒」がふるまわれます。
(飲むと運気が上がりそうですよね!!)
この行事は、江戸時代に自然発生的に始まったそうですが、
きっと『我先に!』と気の早い江戸っ子ならぬ浪速っ子が走りだして、そこにまた誰かが『負けるもんか』と追いかけて始まったのでしょうね(笑)
十日戎の朝、もっとも混雑する時間帯ですが、あえてこの福男を見に行くだけでも、
ご利益がありそうですよ!
ちなみに、ここで先着5,000名に「開門神事参拝之証」が無料授与されるのも嬉しい特典です。
西宮神社十日戎の混雑情報
10日は終日入場制限があると思ってください。
夕方以降ならいいかと思いますが、逆です。
仕事帰りの人達がワンさと参拝に来ますから、3日間とも17時以降は入場規制がかかるほど。
9日と11日の午前中が比較的空いています。
西宮神社の恵比寿情報
「えべっさん」とは、七福神の「恵比寿様」のことです。
この恵比寿様は、
イザナギとイザナギの長子として生まれた「蛭子命」と言われていて、
足が立たないことから海に流されてしまい、
葦舟に乗って流れ着いたのが西宮浜だと言われています。
海からやって来た恵比寿様は釣り好きなことから、「豊漁=商売繁盛の神様」として祀られるようになりました。
(そういえば、恵比寿様は釣竿を持っていますよね)
西宮神社周辺のおすすめ駐車場2選
①阪神西宮駅駐車場
住所:西宮市田中町1-6
台数:520台
②セレパーク阪神西宮
住所:西宮市和上町4丁目11
台数:90台
ちなみに、3日間とも9時から23時まで神社周辺は交通規制されますので、車で行くと結構大変かもしれません。
神社の駐車場も閉鎖されてしまいます。
駅やバス停からも近いですから、公共交通機関を利用する方が無難でしょう。
さいごに
「えべっさん」といえば、
思い浮かぶのが何といってもあの福々しい笑顔です。
そしてあの竿で、ヒョイっと目出度い大鯛を釣り上げるように
大きな幸せをゲットしたいものですよね!
境内では、「真っ赤な鯛のおみくじ」もあります。まずはそこから自分の運気を知るのもよいでしょうね。
関西ならではの根っから明るく仄々とした空気に終始包まれた境内は一度行くとまた来年もと行きたくなります。
大事な年の始めを西宮戎でスタートさせてみては如何ですか?