小室山妙法寺は、山梨県南巨藦郡富士川町にある日蓮宗の本山です。御本尊は大曼陀羅で、数々の仏具や仏像・塔などが大切に保管されていて県の指定有形文化財となっています。
また、敷地内には沢山のあじさいが植えられていて「あじさい寺」としても有名です。由緒あるお寺に広がるあじさいの花々の風景に心洗われるような気がします。
目次
小室山妙法寺あじさい祭り2020の基本情報
見頃時期
2020年6月下旬
場所
小室山妙法寺 山梨県南巨藦郡富士川町小室3063
アクセス
<車>
中部横断自動車道増穂ICから15分
<電車・バス>
- JR身延線鰍沢口駅からタクシーで15分
- JR身延線市川大門駅からタクシーで25分
※JR身延線鰍沢口駅よりホリデーバス小室行きが出ていますが、土日祝日のみなので注意。
駐車場
普通車30台
問い合わせ先
富士川町地域振興課
公式サイト
小室山妙法寺あじさい祭りの見頃時期
妙法寺のあじさいは、5月下旬から咲きはじめ、6月中旬から色づきはじめます。気温や天候状況によりますが、6月下旬から7月上旬に満開を迎えます。
例年、6月の最終週があじさい祭りとなりますが、花の状況で延長することもあります。
小室山妙法寺あじさい祭りの見どころ
小室山妙法寺は「あじさい寺」と名高い山梨県富士川町のお寺です。元々は真言宗のお寺だったのですが、鎌倉時代に当時の住職が日蓮との法論に敗れ、日蓮宗に改宗され現在にいたっています。
古刹とあじさいの風情ある情景が感じられる場所として人々に親しまれています。
妙法寺に着いてまず目を見張るのが大きな山門です。明治30年の建立とされている重量感のある建造物に圧倒されます。山門の下にもあじさいが植えられていて素晴らしいフォトスポットになります。
妙法寺のあじさいは約2万本もあり、満開を迎えるころはとても見応えがあります。
山門から本堂へと続く遊歩道には白・ピンク・青・紫…と、色とりどりのあじさいが咲き誇り、静寂の中のんびり鑑賞することができます。
遊歩道はゆっくり歩いて30分くらいかかります。歩いていくと、祖師堂、鐘楼堂、客殿、本堂なども見ることができ、和の空間をあじさいと共に堪能できます。
6月末に開催されるあじさい祭りには、地域の方達が出店する模擬店や、地元特産のゆずを使ったゆず餅やゆず菓子などの販売があります。
週末には「よさこい踊り」や「和太鼓演奏」などのイベントも楽しめます。
小室山妙法寺あじさい祭り混雑状況
あじさい祭りが開催される時期は、多少の混雑が予想されます。平日や祭り期間以外は比較的ゆっくり見て回れるようです。
妙法寺は小高い山のうえにあり急な階段もありますので、歩きやすい靴がオススメです。
小室山妙法寺のプチ情報
妙法寺にはあじさい以外にもたくさんの花木が植えられています。
境内にある「甲州野梅」は樹齢200年と言われる貴重な野生の梅の木です。あじさいの咲く頃には大きな実をつけています。運がいいと本堂近くの池では睡蓮の花を楽しむこともできるでしょう。
小室山妙法寺周辺のオススメスポット3選
1.民俗資料館 太鼓堂
住所:山梨県巨藦郡富士川町最勝寺320
オススメポイント:
明治時代の小学校の校舎が民俗資料館になっています。日米の架け橋になった青い目の人形が展示されています。
2.道の駅富士川
住所:山梨県巨藦郡富士川町鰍沢1599-5
オススメポイント:
地元の特産品や野菜が販売されていて、お土産品も豊富に揃っています。
3.かじかの湯
住所:山梨県巨藦郡富士川町鳥屋137-1
オススメポイント:
日帰り温泉施設。お食事処も充実しています。
さいごに
あじさいはお寺の境内がよく似合う花ですよね。雰囲気のある名古刹で味わうあじさいは格別の趣があります。
静かな境内で鳥のさえずりを聴きながら花を愛でる、そんな非日常を感じてみると気分もリフレッシュできることでしょう。
梅雨の時期、気分も沈む時がありますね。そんな時、静かな場所で綺麗なあじさいを眺めてみてはいかがでしょう。