
今年で25回目を迎える『神戸ルミナリエ』。今や全国各地で行われるようになったイルミネーションイベントの中でも、圧倒的人気を誇ります。
人気の理由は、単なる見た目の美しさや華やかさだけではありません。
その裏に「神戸復興」、「大震災の犠牲者への鎮魂」という主催者側の『揺るぎない想い』が多くの人々の心に確実に伝わり続けていることにあります。
一時は赤字に陥り、継続も危ぶまれましたが、その危機を乗り越え、毎年クリスマスとはあえて時期をずらして今年も開催される『神戸ルミナリエ』の真の魅力に迫りたいと思います。
目次
神戸ルミナリエの基本情報
開催期間:2021年12月初旬〜12月中旬 ※コロナ禍で開催が中止
点灯時間:
- 月~木 18:00頃~21:30
- 金 18:00頃~22:00
- 土 17:00頃~22:00
- 日 17:00頃~21:30
場所:兵庫県神戸市中央区旧外国人居留地及び東遊園地
アクセス:
→JR元町駅から南へ徒歩7分
点灯数:約30万個のLED(2016実績)
人出数:約325万~350万人
駐車場:神戸、元町、三宮周辺に有料駐車場は点在しますが、大幅な交通規制のためおススメはしません。入庫や出庫も制限される時間帯もあります。
問い合わせ先:神戸ルミナリエ組織委員会 078-230-1001
公式サイト:kobe-luminarie.jp/
神戸ルミナリエの見どころは?
神戸ルミナリエは毎年大きく3部の構成に分けて飾りつけライトアップがなされます。入口の「フロントーネ」、光の回廊の「ガレリア」、そしてゴールの「東遊園地公園」です。
そして、特にお子さんを始めとする大切な家族と行かれる方におススメするのは初日に行われる点灯式です。(17時45分から18時くらいまで行われます)
やはり、最初にパッと点灯する瞬間を目にするのが最もインパクトがありますし、イタリアの専門デザイナーによる『光の芸術品』を誰より最初に目にできる体験は底知れぬ感動を覚えます。
お子さんたちの記憶にも素敵な思い出として深く刻まれることでしょう。
そして何より、このイベントが何のために行われるかという目的、主催者の想いを明確にするための一番大事なセレモニーとも言えます。
最初に黙とうが行われます。盛大な光のイベントを楽しむ前に、12月の寒風に触れながらも厳かな『祈り』を捧げる意義や意味を参加者すべての方が心に刻むべきでしょう。
そんな思いがきっと亡くなった方々の魂を鎮め、逆にその魂の目に見えぬ力も働いてこそ、この国内最大の『光の祭典』は、危機を乗り越えて継続できているのだと思えてなりません。
神戸ルミナリエの混雑状況
年々来場者数が減りつつありますが、そうは言っても300万人以上が集まる人気イベントです。
特に土日は一日で約40万人近くが鑑賞しに来るので、大混雑となります。できるだけ土日は避けて、平日の夜に見に行くことをオススメします!
昨年のデータから見ると、土日でも雨の場合は平日と変わらない来場者数になっています。「どうしても土日じゃないと行けない」という時は、天気がいまいちな日を狙ってみるのもアリですね!
2016年来場者数
- 12/ 2(金)晴:205,000名
- 12/ 3(土)晴:482,000名
- 12/ 4(日)雨:241,000名
- 12/ 5(月)晴:255,000名
- 12/ 6(火)晴:231,000名
- 12/ 7(水)晴:272,000名
- 12/ 8(木)晴:261,000名
- 12/ 9(金)晴:308,000名
- 12/10(土)晴:558,000名
- 12/11(日)晴:440,000名
神戸ルミナリエの募金情報
神戸ルミナリエ2017では『1人100円募金』を行っています。
2005年に初めて赤字となり2週間の開催期間も10日に短縮されました。
全灯をLED照明にして省エネと経費削減に力を入れて、期間を短くしてでも継続してゆくことに重きを置いているわけです。
神戸の風物詩にまでなったこのイベントの意味をお子さんたちにも話して聞かせ、100円からでもみんなで募金することは、掛け替えのない情操教育にもなると思います。
神戸ルミナリエの周辺おすすめスポット3選!
①神戸市役所1号館24階
住所:神戸市中央区加納町6-5-1
オススメポイント:無料開放されている展望台から神戸の息を呑む夜景とルミナリエが一望できてしまう夢のスペースです。
神戸市役所凄い!!
②南京町
住所:神戸市中央区栄町通1~2、同元町通1~2
オススメポイント:言わずと知れた三大中華街のひとつ。
100軒あまりの店舗が軒を連ねますが、店頭で売られている点心やチマキなどを食べ歩くのも南京町ならではの楽しみです!!
③生田神社
住所:神戸市中央区下山手通1丁目
オススメポイント:
約2000年の歴史を持ち、日本書紀にも登場する由緒深き神社です。縁結びを始め数々のご利益が。
空襲や大震災など大きな被害を受けながらも必ず復興してきたことから、「蘇る神」として地元では絶大な尊崇を受けています。
年の終わりに家族で参拝してみては!
さいごに
本格的な幾何学模様の電飾、約30万個のきらめき、華やかさと美しさの裏にある想い。
12月の寒空の下、大切な家族との絆を深められ、目と心で楽しみ、慈しむ、他に類のない年の瀬の一大イベントです。
毎年テーマが設定されるのですが、
- 2018年は『共に創ろう、新しい幸せの光を』
- 2017年は『未来への眼差し』
- 2016年は『光の叙情詩』
- 2015年は『心の中の神戸』
でした。
今年はどんなテーマでしょうか?今からとっても楽しみです!
行く前に是非チェックして、家族の皆さんとその意味を共有して見て下さい。そしてほっこりとして下さいね。