横浜の総鎮守である「伊勢山皇大神宮(いせやまこうたいじんぐう)」は『関東のお伊勢さん』として、とくに地元横浜市民から親しまれています。
神明檜造の本殿は、荘厳で風格があり、どこか『伊勢神宮』を思わせる風情もあります。
3,900坪を超える広大な境内が、横浜の街中に馴染んでいる不思議なパワースポットで、心新たに新年を迎えてみてはいかがでしょうか。
その『伊勢山皇大神宮の初詣2022』情報や神社の成り立ち、
間もなく迎える創建150周年についても、詳しくお伝えして行きたいと思います。
目次
伊勢山皇大神宮初詣2022の基本情報
◆参拝時間:
12月31日 6:00から1月1日 20:00
1月2,3日6:00から20:00
◆住所:横浜市西区宮崎町64
◆アクセス:
<電車・バス>
・JR、地下鉄「桜木町駅」から徒歩10分
・京急「日之出駅」から徒歩10分
・市営バス 「紅葉坂」から徒歩5分
「戸部1丁目」から徒歩5分
「首都高速横羽線みなとみらいランプ」から徒歩5分
<車>
・東名高速・保土ヶ谷バイパス・横浜横須賀道路「狩場IC」から車で7分
◆ご利益:縁結び、家内安全、商売繁盛、厄除け、方除け、病気平癒
◆ご祭神:天照大御神
◆人出数:17万人
伊勢山皇大神宮のご利益・パワースポットの情報、由来など
『伊勢』という名を冠している割には、参拝者数を見ても、全国区というより地元感が強いです。
その理由は、神社の成り立ちを知ればうなずけます。
江戸時代末期、突如来航したアメリカの大型蒸気船は、当時の日本に大激震をもたらしました。
その後、日米修好通商条約を結ぶ流れの中で、1859年、長崎と函館とともに横浜港は日本を代表する貿易港として開港しています。
そのお蔭で、ビールや牛乳、西洋野菜やアイスクリームにいたるまで、横浜発信でその後に日本には欠かせないものが次々輸入されてきました。
しかし、この急激な変化は、300年間鎖国を行い外国との交流を断って来た当時の日本、とくに地元横浜の庶民にとっては、想像以上に不安や戸惑いをもたらしました。
そこで、日本人としての誇りを保ち、精神的な支えとなる存在を作るべく、当時の神奈川県副知事が太政官に建白書を提出して、政府と県が連携して国費で創建(1870年)にこぎつけたのが、「伊勢山皇大神宮」なのです。
以来、ことあるごとに地元横浜の人をたくさん集め、大祭が催されてきました。
実は、アイスクリームも創建当時の大祭がきっかけで大ブームとなったんですよ。
紅葉坂を上った小高い丘にあり境内は、横浜市内が一望できる絶好のロケーションになっています。
みなとみらいの象徴である『ランドマークタワー』のテッペンが境内から見えるのも都会の神社ならでは。(笑)
お守りも実に多種多彩ですが、中でもキティちゃんのお守りは、伊勢山皇大神宮ならではのレアもので、人気です。
伊勢山皇大神宮初詣の混雑情報
1月1日の朝9時以降から夕方までは混雑のピークを迎えます。
1時間くらいは待つかもしれません。早朝と夕方は比較的空いています。
2,3日もある程度混雑しますが、大混雑とまではいかず、とくに、早朝と夕方以降なら比較的ゆったり参拝できます。
伊勢山皇大神宮神社周辺のおすすめスポット2選
①野毛山動物園
住所:横浜市西区老松町63-10
ここも町中に馴染んだ動物園で、ライオンやキリン、トラそして、放し飼いが名物となっているインドクジャクなど、入場は完全無料にもかかわらず、見ごたえのある動物たちが迎えてくれますよ。
家族やお子さんたちと楽しむには持ってこいです。
②みなとみらい
コスモタワーの大観覧車(時計型観覧車としては世界一の大きさを誇ります)は、
とくに冬のライトアップが美しい人気スポット。
他にも赤レンガ倉庫やランドマークタワーなど買い物も食事も楽しめる施設が、狭いエリアにたくさん詰まっているオシャレな街です。
さいごに
伊勢まで参拝に行くのは難しいという関東圏の方には、
「伊勢山皇大神宮」がおススメです。
東京オリンピックを前におもてなしの精神を見つめなおすためにも、
伊勢山皇大神宮が果たしてきた横浜の総鎮守としての役割や日本人としての気概や誇りを大切にしようとした先人たちの切なる想いや精神を学び、
そして会得するような気持ちで初詣に行かれる意義はとても大きいと思います。
天照大御神様の大きなご加護とご利益を賜り、2022年をよい年にしてくださいね。