平安京の再来を目指して1895年に創建された「平安神宮」。
広大な土地にあって、その社殿の随所にほどこされた朱塗りが目の中に飛び込んできます。
壮大なスケールに、
訪れればきっとモヤモヤした気分も吹き飛んでしまうことでしょう。
明治維新で衰退した京都の町おこし事業の集大成として登場したこの神宮。
当時の京都の人たちも、
この気品と荘厳さに溢れた姿を前に、
きっと長年の鬱積した複雑な気持ちを少なからずスッキリさせたこととでしょう。
そんな京都のシンボル的パワースポット「平安神宮の初詣」のご利益倍増法や初詣の混雑時間帯、駐車場の情報についても詳しくお伝えして行きたいと思います。
平安神宮初詣の基本情報
◆参拝時間:
・12月31日6:00~1月1日20:00
・1月2,3日6:00~19:30
◆住所:京都市左京区岡崎西天王寺97
◆アクセス:
<電車・バス>
・市バス「岡崎公園・美術館・平安神宮前」下車徒歩3分
・地下鉄東西線「東山駅」下車徒歩10分
・京阪鴨東線「三条駅」または「神宮丸太町駅」下車徒歩15分
<車>
・名神高速道路 「京都東IC」から約20分
◆ご利益:縁結び、開運招福、商売繁盛、厄除け、学業成就
◆ご祭神:桓武天皇・孝明天皇
◆人出数:約40万人
平安神宮のご利益・パワースポットの情報、由来など
冒頭にお書きしたように『平安神宮』のスケールは壮大です。
当初は、平安京の朝堂院と同じサイズの社殿を計画していたそうですが、
諸般の事情でこれが叶わずやみなくその8分の5の大きさになりました。
(それでもスゴイ大きさです!!)
桓武天皇が、平安京に遷都して以来、約1000年余りもの間、
都としての地位をどこにも譲らなかったというのは、
日本の歴史の中では、圧倒的な存在感を放ちます。
(都造りの秘密は、後程・・・)
この地位が東京への遷都と同時に奪われたわけですが、
やはり、京都としてはそこで引き下がるわけにはいかず、
悲願の『平安神宮』を創建して主祭神も『桓武天皇』として、面目躍如をはかったわけです。
(後になって、『孝明天皇』も主祭神に加えられました)
見どころとしておススメするのは、
表参道にある高さ24mを誇る『大鳥居』と二階立てになっている『応天門』です。
とくに応天門は、平安京の時代に、
この『応天門』という看板の文字を弘法大師が書くように命じられ、いざ書いて掲げました。
しかし、「応」という字の「心」の部分の点がひとつたりないことがわかり、
後から弘法大師が下から筆を投げて、見事その点を追加して書き上げた、という伝説が残されています。
(これが「弘法も筆の誤り」ということわざの語源になりました)
平安神宮初詣の混雑情報
境内の広さ(10,000坪)のわりに参拝人数は控えめなので、
一番混雑する時間帯でも待ち時間は30分前後と言った感じです。
1月1日の0時~2時と
三が日とも10時~15時が一番混みます。
三が日とも6時から9時頃が比較的空いていて狙い目ですよ。
平安神宮の「ご利益倍増!!」情報
『平安神宮』の建っている場所は・・・特別です。
桓武天皇が1200年前に平安京を造った時に用いたのが「風水」。
唐(中国)の都「長安」に習って風水を大々的に取り入れたのです。
四神相応といって
東に川、西に大道、南に湖沼、北に丘陵という立地条件を満たして
天の四方を司る霊獣
- 東が「蒼竜」
- 西が「白虎」
- 南が「朱雀」
- 北が「玄武」
が宿るようにして都を造りました。
そして平安神宮も、ここを中心として、
- 東に八坂神社
- 西に松尾大社
- 南に城南宮
- 北に上賀茂神社
が鎮座しています。
平安神宮のご利益である
- 「縁結び」
- 「開運招福」
- 「商売繁盛」
- 「厄除け」
- 「学業成就」
なども「五社巡り」といって上記の五社(平安神宮含む)を参拝することで、
その効用が『倍増』すると言われています。
当然、時間のない方は、『平安神宮』だけでも充分ご利益はありますから、安心してくださいね!!
平安神宮周辺のオススメ駐車場2選
①市営岡崎公園地下駐車場
住所:京都市左京区岡崎最勝寺町63番地
台数:506台
②京都市勧業館みやこめっせ地下駐車場
住所:京都市左京区岡崎成勝寺町9-1
台数:163台
さいごに
1200年の時がタイムスリップしたかのような都風情たっぷりの『平安神宮』です。
ここで行われる秋の「時代祭り」も世界的に有名ですが、
初詣で訪れれば、スッキリとした新たな気持ちで、
新年の大きな一歩が踏み出せることと思います。
ここでしか味わえない空気を存分に吸い込んできてくださいね!