旅行に便利なバッグとして、ダッフルバッグとボストンバッグがあります。
ボストンバッグは多くの人に親しまれていますが、ダッフルバッグはまだ馴染みが薄いかもしれません。
最初にダッフルバッグを知ったとき、私もその特徴を理解するのに時間がかかりました。
しかし、これらのバッグは形状で簡単に区別できます。
ダッフルバッグは円筒形で、取っ手がついているのが特徴です。
一方、ボストンバッグは底が長方形で、開口部が広く、ファスナーで開閉します。
どちらもそれぞれの特徴と機能性を持っているため、適切なバッグを選ぶためにはこれらの違いを知っておくことが大切です。
以下で、ダッフルバッグとボストンバッグの詳細をもっと掘り下げて説明します。
旅行用バッグの選び方:ダッフルバッグとボストンバッグの特徴
多くの人が旅行時に選ぶボストンバッグについてはよく知られていますが、ダッフルバッグはまだ新しい人にはあまり知られていないかもしれません。
初めてダッフルバッグという言葉を耳にしたとき、その特徴をすぐに把握することは難しいと感じました。
ここでは、ダッフルバッグとボストンバッグの主な違いに焦点を当ててみましょう。
両者を見分けるカギは、それぞれの形状にあります。
バッグの特徴:形状での識別
ダッフルバッグは円筒形で、そのU字型の開口部が特長です。
対照的に、ボストンバッグは長方形の底面と大きな開口部があり、ファスナーで開閉するデザインが特徴です。
ダッフルバッグは元々、水兵や船員が個人の荷物を運ぶために使用していたものです。
その筒形のデザインはキャンバスや麻などの丈夫な布地で作られており、ダッフルとはベルギーの織物を意味する言葉で、キャンプ用品一式を表す意味もあります。
U字型の開口部は荷物の出し入れをしやすくするための工夫がされています。
ボストンバッグの名前の由来は、ボストン大学の学生が使っていた厚手の参考書を運ぶバッグから来ています。
日本では「ボストンバッグ」として知られていますが、欧米では「クラブバッグ」や「トラベリングバッグ」とも呼ばれています。
長方形の底と特徴的なふくらみ、2本の持ち手と大きく開くファスナーが特徴で、素材もナイロンや本革などさまざまです。
ダッフルバッグとボストンバッグ、それぞれの機能性について
ダッフルバッグとボストンバッグは、機能性の面でそれぞれ異なる特徴を持っています。
ダッフルバッグは耐久性と防水性が高く、アウトドアに最適です。背負うことができるデザインも多く、長期旅行やスポーツの合宿にも適しています。
サイズも30ℓ未満の小型から150ℓ超の大型まで幅広く、大きなサイズのものにはキャスターやキャリーハンドルが付いていることもあります。
ボストンバッグはデザイン性と実用性を兼ね備え、ナイロンやレザーなど様々な素材で作られています。
軽量のナイロン製バッグはスポーツシーンにぴったりで、ジムなどに最適です。
一方、レザー製は少し重いものの、スタイリッシュな見た目で小旅行やビジネスシーンに向いています。
ただし、ボストンバッグはポケットが少ないことがあるため、荷物の整理には工夫が必要です。
バッグを選ぶ際には、撥水加工と防水加工の違いも重要です。
撥水加工は水滴をはじく効果があり、軽い雨なら対応できますが、長時間の雨や圧力がかかると水が浸透する可能性があります。
防水加工は水を通さず、より強力な防水性を提供します。用途に合わせて、撥水性か防水性かを確認して選ぶと良いでしょう。
ダッフルバッグとボストンバッグ、選ぶ際のポイント
ダッフルバッグとボストンバッグの選択は、使い方によって異なります。
両方のバッグには多様なサイズ展開があり、特にダッフルバッグは大きいサイズが豊富です。
ダッフルバッグは、大量の荷物を入れても軽く、移動が楽な設計が特徴で、アウトドアに最適なバッグが多いです。
一方でボストンバッグは、レザー製などスタイリッシュなデザインが多く、重さがあるものもあります。
どちらのタイプにも、2WAYや3WAYで使えるもの、大容量を必要とする場合にはキャスターやキャリーハンドルがついたものも選ぶと便利です。
容量に関しては、旅行の期間に応じて選ぶことが大切です。
例えば、30ℓのバッグは1泊2日、50〜60ℓは3泊4日、90ℓ以上は1週間以上の長期旅行に適しています。
私の息子は部活で、長期の合宿や遠征で90ℓのダッフルバッグを愛用しています。
特に、背負うことができるタイプは、多くの荷物を運ぶ際に便利です。
ダッフルバッグは機能面で優れていますが、デザインを重視したい場合はボストンバッグが適しています。
以上を踏まえて、自分に合ったバッグを選ぶことで、より満足度の高い選択が可能です。
ダッフルバッグの利点と欠点
ダッフルバッグの利点
ダッフルバッグには、数々の利点があります。
ここでは、その主な長所を掘り下げてみましょう。
ダッフルバッグの最大の魅力は、その広々とした収納スペースにあります。
そのサイズのおかげで、さまざまなアイテムを容易に収めることができ、旅行やスポーツジムでの使用に特に便利です。
長期の旅行やアウトドア活動の際には、必要な衣類や装備品を一つのバッグにすべて収納できるため、大変重宝します。
また、家族で共有する荷物の保管にも適しています。
耐久性の高さもダッフルバッグの特長で、重い荷物を入れても壊れにくいため、頻繁に旅行する人やアウトドアファンには理想的です。
さらに、防水性に優れたものが多いため、雨の日でも荷物を濡らす心配が少なく、どんな天候下でも安心して使えるのも大きなメリットです。
ダッフルバッグの欠点
しかし、ダッフルバッグにはいくつかの短所も存在します。
ここでは、その主な欠点を詳しく見ていきましょう。
ダッフルバッグの一つの欠点は、そのサイズと堅牢さからくる重さです。
空の状態であってもかなりの重みがあり、持ち運びには相応の体力が要求されます。
長距離の移動や頻繁な持ち運びが必要なシチュエーションでは、この重さが不便に感じられることもあります。
自分の体力や使用環境を考慮して選択することが肝要です。
また、ダッフルバッグは通常、大きな収納スペースが一つしかなく、荷物の整理が難しいという点も短所です。
小物がバッグの底に沈んでしまい、必要な時にすぐに取り出せないことがあります。
この問題を解決するためには、小物用のポーチを活用して、アイテムを効率的に整理する工夫が必要です。
ボストンバッグの利点と欠点
ボストンバッグは、スタイルと収納力のバランスが取れており、多くの人に支持されています。
しかし、重さや形の問題もあります。この記事では、ボストンバッグの利点と欠点について詳しく解説します。
ボストンバッグの利点
ボストンバッグの利点を見ていきましょう。
ボストンバッグは、形状やデザインの面で高いファッション性を持っており、様々なスタイルにマッチするよう多くのブランドから様々なデザインが展開されています。
これはボストンバッグを選ぶ上での大きな魅力となっています。
また、底面が広く立体的な形状であるため、衣類やタオルなど、多くのアイテムを収納できるのも特徴です。
荷物の出し入れがしやすい広い口も、ボストンバッグの利点の一つです。
ボストンバッグの欠点
次に、ボストンバッグの欠点について見ていきましょう。
サイズや素材によっては、ボストンバッグは空の状態でも重いことがあります。
荷物が多いとさらに重くなり、特に肩掛けスタイルの場合は長時間の携帯が辛くなることがあります。
選択する際には、この重さを考慮することが大切です。
柔らかい素材で作られたボストンバッグは、荷物を入れると形が崩れやすいという欠点があります。
大切な書類などの形を保ちたいアイテムを運ぶ際には、他のタイプのバッグを選んだ方がよいでしょう。
これらがボストンバッグの利点と欠点です。
ライフスタイルや用途に合わせて、適したバッグを選ぶことが重要になります。
ダッフルバッグとボストンバッグ、おすすめブランドのご紹介
質の高いダッフルバッグとボストンバッグをお探しの方に、信頼できるトップブランドをいくつかご紹介します。
まずは、ダッフルバッグにフォーカスしたブランドから見ていきましょう。
おすすめのダッフルバッグブランド
The Friendly Swede
このブランドはスウェーデンで生まれ、活動的なライフスタイルにマッチするバッグを提供しています。
耐久性と耐水性に優れたPVC生地を使い、軽い雨や水しぶきからも荷物を保護します。
カラー展開は白、黒、黄色、緑、ピンクと多彩で、30ℓ、60ℓ、90ℓのサイズが揃っています。
ビジネスからジム、アウトドアまで幅広いシーンに適したスタイリッシュなデザインが魅力です。
THE NORTH FACE
サンフランシスコで誕生したこのブランドは、アウトドア業界で高い評価を受けています。
特に、気温規格表示を採用し、注目を集めました。
バッグの色は黒、緑、迷彩、ゴールド、赤、青、ピンク、紺、オレンジ、紫、グレー、茶と豊富で、耐汚性や防水性、耐摩擦性に優れた素材を採用しています。
アウトドアだけでなく、様々なシチュエーションで活躍するバッグです。
パタゴニア
このブランドはアメリカでスタートし、最初はロッククライミング用品の製造から始まりました。
現在は多岐に渡るアウトドア製品を手掛けており、自然保護活動への貢献やオーガニックコットンの使用など、環境に配慮した取り組みも積極的に行っています。
登山用品の製造ノウハウを活かし、色は少なめですが、高品質で丈夫なバッグを展開しています。
地球にも人にも優しい製品で、世界中から支持を受けています。
また、NIKE、adidas、PUMAなどのスポーツブランドも、高品質のダッフルバッグを多数リリースしています。
ボストンバッグのおすすめブランド
フェリージ
このブランドはイタリアの小さな町で始まり、世界中で愛されるブランドへと成長しました。
彼らのアイデンティティは、時代を超えて愛される製品作りと、素材への深いこだわりにあります。
使用する革や布、金具はすべて最高級品を選び、全ての鞄は手作業で作られています。
特に多くの女性職人が関わっており、製品には柔らかさと温もりが感じられます。
土屋鞄製造所
日本でランドセル製造からスタートしたこのブランドは、職人の手による上質な鞄づくりを大切にしています。
彼らの目指すのは、「ものづくり」を通して笑顔を届けること。
耐久性を重視した製品は、長く使えば使うほど愛着が湧きます。
吉田カバン
1935年に創業したこのブランドは、PORTER(ポーター)として知られています。
名前の由来は、ホテルで荷物を運ぶポーターから。
日本の職人技と精神が生み出す製品は、高品質で実用的、かつ飽きのこないデザインが特徴です。あらゆる年代からの支持を得ています。
Clelia(クレリア)
Clelia(クレリア)は、特に女性に人気のボストンバッグブランドです。
魅力的なデザインと色使いで、女性の心を掴む製品を展開。
ブランド名の「C」は三日月をイメージしており、使う人が幸せになれるような思いが込められています。
フェイクレザー素材で作られたバッグはキャリーハンドル付きで機能的です。
以上が、ボストンバッグのおすすめブランドです。
ダッフルバッグはアウトドアブランドからのラインナップが豊富で、色々な色やサイズがあります。
一方、ボストンバッグはカラーやサイズのバリエーションは少ないものの、職人の手による長く愛用できる上質な鞄が多いです。
各ブランドの特徴を知ることで、バッグ選びの参考になります。
まとめ
- ダッフルバッグとボストンバッグは、形状によって区別が可能です。ダッフルバッグは円筒形であり、対してボストンバッグは底面が長方形となっています。
- 両タイプのバッグは機能性にも違いがあります。ダッフルバッグは耐久性と防水性が特徴で、さらに軽量です。一方、ボストンバッグはデザインと機能性の両方に優れています。
- 容量に基づく使用目的の目安としては、30ℓは1泊2日程度の旅行に、50〜60ℓは3泊4日の旅行に、そして90ℓ以上は1週間以上の長期旅行に適しています。
- おすすめのダッフルバッグブランドには、The Friendly Swede、THE NORTH FACE、パタゴニアなどがあります。
- ボストンバッグのおすすめブランドには、フェリージ、土屋鞄製造所、吉田カバン、Cleliaなどが挙げられます。
これで、ダッフルバッグとボストンバッグの主要な違いや特長をご紹介しました。
さまざまなサイズやデザインが各メーカーから提供されているため、選択に迷うこともあるでしょう。
この記事がバッグを選ぶ際の一助となれば幸いです。