鎌倉にはあじさい三大名所と言われる「明月院(めいげついん)」「長谷寺(はせでら)」「成就院(じょうじゅいん)」があり、例年あじさい開花の時期には多くの観光客で賑わっています。
あじさい開花の時期に入った6月上旬、三大名所の中でもっとも鎌倉駅に近い「明月院」に行ってきました。
「明月院」は見事なまでにあじさいで彩られていて、別名『あじさい寺』と呼ばれているのも納得でした。
今回は「明月院」の見どころ、混雑を回避する3つの方法をご紹介していきますね!
明月院・あじさい寺の基本情報
拝観時間:9:00~16:00(6月のみ8:30~17:00)
拝観料 :300円(6月は500円)
アクセス:JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩10分
明月院・あじさい寺の見どころ
明月院ブルー
明月院のあじさいは「姫あじさい」という日本古来の品種です。
「明月院ブルー」と呼ばれるように鮮やかな青で彩られています。
なぜ鮮やかな青のあじさいが咲くかというと、あじさいは土の質によって咲く花の色が大きく変わります。
土の質が酸性の場合は「青」のあじさいが咲き、一方でアルカリ性の場合は「ピンク」のあじさいが咲きます。
明月院のあじさいは濃く、鮮やかな青のあじさいが多いので酸性の強い土であると言えますね。
開花の時期は6月上旬~7月の上旬までとなります。
6月の後半に見頃としてのピークを迎えますが、そのぶん多くの観光客で賑わうことになります。
悟りの窓
見てもらえば分かるように、丸窓から本堂裏の庭園を眺めることができます。
あじさいの時期だけではなく、丸窓からは四季折々でいろんな顔を見せてくれます。
あじさいの時期にはハナショウブの庭園が見えますし、冬には雪化粧で覆われた庭園が別の顔を見せてくれます。
季節限定公開の本堂後庭園
広々とした庭に約3,000株のハナショウブが一面に広がっています。
「悟りの窓」から見える庭園が「本堂後庭園」です。
普段は非公開となっていますが、花菖蒲開花時期(6月上旬)・紅葉期(12月上旬)に限り季節限定で公開されています。
「本堂後庭園」に入園するには明月院の拝観料とは別に入園料として500円が必要になりますが、一見の価値はあります。
マップを見て分かるように、本堂が真ん中に位置し、明月院の上半分は「本堂後庭園」になります。
赤地蔵と青地蔵も「本堂後庭園」が公開されている時期にしか見ることができません。
明月院の混雑を回避するには
電車の乗車位置
JR北鎌倉駅の改札は南側にあります。
あじさい開花ピーク時は駅から出るだけでも一苦労です。
スムーズに改札を抜けるためにも、横浜方面から来る場合は先頭車両、横須賀方面から来る場合は最後尾に乗るのがオススメです!
ピークの時期をずらして行く
6月下旬のピーク時はどこぞのテーマパークかと思えるほど、行列ができます。
ゆっくりと鑑賞する暇もなく、あじさいと一緒に「ハイチーズ♪」なんて呑気なこと言ってられません。
ピーク時期をずらした6月上旬、7月上旬はまだ比較的混雑はしていません。
さらに雨の日などは人の足も遠くなります。
朝一番、開門時間にあわせて行く
6月のあじさいの時期は通常より30分早い8時30分に開門されます。
とはいえ、開門時間にはそれなりに列が出来ています。
朝に強い人はさらに30分ほど前の時間、8時頃から並ぶと混雑のストレスに悩まされずにすみます。
さらに
あじさい、ハナショウブの鑑賞に専念するのが良いと思います。
「悟りの窓」の撮影、「御朱印(ごしゅいん)」集めは別の季節でも出来るので、花を見ることに専念して行動すれば行列の待ち時間もなくスムーズに鑑賞できます。
なかなか前に進まないな、と思ったらいつのまにか「悟りの窓」の撮影待ちの行列に紛れ込んでいたりするので気をつけてください。
参考までに
「悟りの窓」の撮影
6月上旬の午前中、比較的空いている時期でしたが、悟りの窓を撮影するには1時間以上並んでやっとできました。
「御朱印集め」
悟りの窓の撮影ほどではありませんが、御朱印をいただくのも30分以上並びます。
まとめ
鎌倉のあじさいといえば「明月院」と言われるように、花の鮮やかさと鎌倉の風情がマッチしていて観る価値は充分にあります。
ただし、名所といわれるだけあって多くの観光客で混雑必至の人気スポットです。
今回ご紹介した混雑回避の方法などを駆使して、ストレスなく鑑賞できると良いですね!